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GoogleがChrome OSのソース・コードを公開、2010年末に搭載機器が登場予定

Software / Embedded
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 米Google社は、2009年11月19日(米国時間)、同社が開発を進めていたネットブック向けOS「Chrome OS」のソース・コードを公開した。

 同社のVice PresidentでProduct Managementを担当するSundar Pichai氏は、米国で開催した発表会で「Chrome OSのソース・コードは、搭載機器がユーザーの手元に届く1年前に公開することにした。1年の間にパートナ企業やオープンソース・コミュニティ、そして開発者との強固な関係を作るつもりだ」と述べ、Chrome OSを搭載したネットブックが2010年末に登場するという見込みを明らかにした。

 「今日から、Chrome OSのソース・コードは完全にオープンになった。Google社内の開発者も、外部の開発者も同じソース・コードを相手に作業を進められる」とPichai氏は付け加えた。

 Chrome OSは、2009年7月に同社が発表したもので、まだ開発は初期段階にとどまっている。ウェブ・ブラウザ「Chrome」の下層にごく薄いソフトウエアの層を作る構造にすることで、安価なネットブックでも動作すると同社は期待している。

 同社はChrome OSの使い方として、Chromeウェブ・ブラウザからクラウド・コンピューティング基盤によって提供されているアプリケーションを利用するという姿を描いている。このコンセプトは、「クラウドブック」と呼ばれるもので、比較的少数の半導体で機器を構成し、ソフトウエア・アプリケーションを機器自体にインストールする必要をなくしたものだ。

 Chrome OSのGUIはChromeウェブ・ブラウザそっくりだ(図1)。画面上部にタブが並び、これを切り替えることで表示するプログラムを切り替える。プログラムを起動するときは、左上に並ぶ短いタブをクリックする(図2)。

図1
図1 Chrome OSのグラフィカル・ユーザー・インターフェース
Chromeウェブ・ブラウザのように、上部にタブが並んでいる。左上に並ぶ短いタブは、メールやカレンダーを直接起動するタブ。


 

図2
図2 左上隅にあるタブをクリックしたところ
プログラム起動のためのアイコンが並ぶ。


 

 Pichai氏は「Chrome OSを搭載したネットブックでは、基本的にウェブ・アプリケーション・ソフトウエアだけを用いることになるだろう。ユーザーはアプリケーション・ソフトウエアをインストールしたり、修正プログラムをインストールしたりするなどのメンテナンスが必要なくなる。このような機器なら、既存のパソコンよりも高速に動作するだろう」と語った。

 発表会では、初期バージョンのChrome OSのデモも披露した。デモでは米Microsoft社の表計算ソフト「Excel」に対応した形式のファイルを開くところを見せた。ファイルをダブルクリックしたところ、Chromeウェブ・ブラウザで「Microsoft Office Web Apps」が開き、その中でファイルが開いた。

 Pichai氏はデモに使ったネットブックについて「Excelはインストールしていない」と説明し、「Microsoft社はChrome OSのためにソフトウエア・アプリケーションを作ってくれるほど親切だ」と冗談を飛ばした。

 同氏は「Chrome OSは独自のソフトウエア・ライブラリは持っていない。Webにアプリケーションを公開する人すべてが、Chrome OSのためにアプリケーションを作っていることになる」と述べた。

 しかし、同氏はハードウエア・メーカーとの協業については明らかにしなかった。そして、「機器の出荷が近くなれば、ハードウエア・メーカーは価格を明らかにするだろうが、我々は彼らが想定する価格がどうなるかまだ知らない」と述べた。

 Chrome OSのオープンソース・プロジェクトである「Chromium OS project」のウェブ・サイトでは、ソース・コードを入手できるほか、ユーザー・インターフェースの画像と、Chrome OSのソフトウエア構成を確認できる。Google社は、このプロジェクトがChrome OSの将来のバージョンを計画し、作成していくとしている。

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